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デス・ウィッシュ

ブルース・ウィルス主演のアクションドラマ、『デス・ウィッシュ』を観ました😃
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《さらっとストーリー》
優しく美しい妻と、一流大学に合格した優秀な娘を持ち、幸せな生活を送る外科医のカージー
ところが、留守中に自宅へ強盗が押し入り妻は殺され娘は重体に。
銃犯罪が後を断たないボストンという街で、穏やかに生きてきた男の心が次第に変わっていき、やがて事件の核心へ・・・。
ってお話です。



冒頭で銃社会の凄まじさをインプットしておいて、そこから別世界のように平和で幸せな家族の光景が描かれるので、正直、嫌な展開だなぁ( ・_・;)と、思いながらの序盤でした。
美しく優しい妻と娘を一夜にして奪われた主人公には否応なしに感情移入してしまいます(≧Д≦)💦💦


日本に暮らしてると、銃社会の怖さは、イマイチ、ピンと来ません。
SNSで馬鹿にされて、ズドン🔫💥みたいなことは日常茶飯事で、警察も手が足りないのは当たり前だとか!!
そんな中でも普通に暮らしてるヒトたちは、ある意味、凄い精神力だと思うけど、もしかしたら、あまりに常態化していて危機意識が鈍化してるのかしら(;¬_¬)

いずれにせよ、自衛や自警の意識とその喚起はこの社会の中ではやむを得ないことかもしれないと感じます。
アメリカは武器ビジネスの大きな票田が政治を動かしているわけで、このように一般市民のマインドを誘導することも国内経済の活性には必要なことのように思えて、それはそれでとても悲しいことですね(T^T)。

映画の話に戻ります。
独りきりの毎日に悲しみ傷つき、どうやって乗り越えてよいか悩む主人公が、ふとしたきっかけから銃を手にし、次第に心が変遷していく過程はとても上手く描かれています。
復讐のプロセスを踏みしめる体感が、同時に心の平穏と癒やしに繋がっていくわけで、これは人間の心の闇とも言える部分かもしれません。
怖いですよね( ・_・;)
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それにしても、平和主義な外科医の役にブルース・ウィルスって、私はちょっと違和感が・・・(^◇^;)💦
これはご本人のせいではなく、これまで演じてきたキャラクターのせいもあるでしょうか(^◇^;)
どうしても『ダイ・ハード』や『RED』の印象が強くて申し訳ないです(>。<)

銃の扱いに不慣れで間違って怪我してしまって、あいたたた💦💦ってなってるブルース・ウィルスはやっぱり滑稽でした( ´艸`)


この作品は1974年制作の『狼よさらば』のリメイクで、あちらはチャールズ・ブロンソンが演じてシリーズ化してます。


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本作も、オリジナルに沿ったイメージで、コテコテ系の役者がチョイスされたようです(^◇^;)

『狼よ…』のように続編が作られるのかは、今のところわかりません(・∀・)
ただ、ラストシーンが、ちょっと思わせぶりな感じはありましたので、もしかするとあるのかな・・・?